詩と愛

詩と絵のアイデア

15 休

休。

休みの日に独特の空気というものがある。

穏やかで暖かな大気がそこかしこを巡り巡って、ぼくたちのもとへとやってくるあれである。

つまるところ、春である。春の到来である。春の雰囲気は休みの日のそれとそっくり(いわゆる、クリソツ)なのである。

ぼくが先日、起き抜けに休みだと勘違いしてしまったのも、ひとえに、春の空気にだまされてしまったというただそれだけのことだったのであろう、ぼくは結論づけるのである。